「八釣山」の四季

当事務所の田んぼの一年をご紹介します。

レンゲ田
桜が咲き、蓮華の花も満開をすぎた頃、田んぼもよく乾いたところで、トラクターで稲藁や蓮華を浅く鋤込みさらに乾かします。 この頃、苗代の準備に取りかかります。

※苗代(育苗箱を並べる床で、代かきの後一ヶ月ほど乾かします。)

播種祭
天香具山農園の稲の豊かな稔りを願い、土の神様をお祀りする「畝尾坐健土安神社」の神事が古式ゆかしく行われます。


4月下旬〜5月上旬。種籾は、温湯殺菌処理により、種子伝染性病害虫防除をします。床土は、山土と竹パウダーを混ぜて作ります。移植初期の深水管理にも耐えるように、種は薄蒔きにし、一ヶ月以上かけて葉が厚く茎も太い丈夫な苗を育てます。

※温湯殺菌処理は薬剤処理と同等かそれ以上の効果があり、環境への負荷がない処理方法です。

苗代に並べて散水後、保温のために不織布で覆います。一週間程度で発芽後、苗が2〜3cm程度で不織布を外し、プール育苗し、育苗初期から自然環境に慣らします。

※プール育苗した苗は、根の量が多く苗がよく揃います。
5月中旬、畦塗り後、草が多い時はもう一度耕した後、田植えの一週間ほど前に代かきをし、田植えの準備が完了します。

※畦塗りは、水漏れしないように田んぼの畦を30cm程度の高さに塗り固めます。
※代かきは、田んぼに水を張り軽くかき混ぜながら土を均平にします。
御田植祭
6月上旬~中旬 、いよいよ田植えです。当事務所では、1坪に40株程度の疎植で、さらに一株1~2本植えを目標にしています。専用の機械ではないので実際にはなかなか難しいのですが。そうすることで、株元の光環境や栄養状態を良好に保ちます。田植え30日後までの水管理には特に神経を使います。
6月下旬、田んぼや畦の生き物で賑わう時です。カエルやクモ、アメンボ、赤トンボなどが益虫としてウンカ、カメムシなどを捕食してくれます。
青田
微生物を含めた多様な動植物が生存している恵まれた自然の力を生かし、毎年積み重ねている農薬不使用、化学肥料不使用の田んぼの環境再生能力が感じられます。
7月中旬、梅雨も明けるころになると赤トンボが羽化を完了し、オタマジャクシも手足を出して畦に移動するのをみはからって、水田の表面に少しヒビが入る程度に中干しします。8月下旬、当事務所の稲も出穂時期を迎えます。
9月中旬〜下旬、穂の登熟具合をみて田んぼの水を落とし、稲刈りに備えます。黄金色の稲穂が垂れ下がると、早生(ひとめぼれ)の収穫が始まります。その後に中生(ヒノヒカリ、その他うるち米)の収穫が10月下旬まで続きます。コンバインで刈り取りと脱穀後、乾燥機で適切な水分量まで乾燥、籾すり機、石抜き機、米選機にかけて玄米になります。10月上旬から順次、新米の出荷が始まります。玄米は約12℃に設定された低温貯蔵庫で保管されます。
刈田
収穫後、田んぼの稲藁を適度に撹拌し好気性微生物の活動を促します。
冬田
圃場や畦、水路の整備なども冬期の大切な作業です。
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